「世界のglobal standardを日本のstandardに」を目標に、Evidence-Basedな米国の歯内療法専門医プログラムで得た知識・技術を日本の歯科医師の先生方と共有していければと、種々のセミナーを開催しております。

石井歯内療法研修会

近年、歯内療法における外科用顕微鏡の使用が注目を浴びています。 アメリカでは1998年以降、歯内療法専門医の教育においてマイクロスコープは必修科目となりました。 但し、この事はマイクロスコープを使用すれば直ちに成功率が上がるということを意味していません。 科学的な根拠に基づいた基本的な歯内療法におけるコンセプトを深く知る事なくマイクロスコープを使用しているだけでは、歯内療法処置の成功率は決して上がりません。 どの学問にでも例えて言えることですが幹の細い樹に、幹以上に太い枝は生えてきません。マイクロスコープは大変有用なツールである事に間違いありませんが、それは幹ではなくあくまで枝の部分なのです。専門医と一般医の成功率の差を埋める物はマイクロスコープではありません。 それでは太い幹とはなんでしょう?それは明確な基本コンセプトの事です。このことはマイクロスコープ以外の他のテクニックや方法論についても同じ事が言えます。基本コンセプトなく新しい技術や知識をいくら身につけても結果は出ません。

当セミナーの目的は

  • 科学的根拠に基づいた基本コンセプトの明確化
  • 科学的根拠に基づいた基本コンセプトに沿った最新の考え方を身につける
  • マイクロスコープ、MTAセメントなどを用いた米国歯内療法専門医が実際に行なっている術式を知る

セミナー構成